DeNA田中浩康2軍守備走塁コーチ(39)が来季から1軍内野守備走塁コーチに配置転換されることが11月30日、分かった。近日中に球団から発表される見込み。

今季のDeNAは、チーム通算で73失策だった。大和が13、柴田竜拓が8、牧秀悟が8、森敬斗が6と二遊間に失策が集中した。また、外野からの中継プレーでもほころびが目立った。田中コーチは12年に二塁手として刺殺448でプロ野球記録を更新し、ゴールデングラブ賞に輝いている。高い技術を伝授する役割が求められる。

田中コーチは尽誠学園(香川)から早大をへて、04年ドラフト自由枠でヤクルト入団した。17年DeNAに移籍し、18年限りで引退した。19年には早大野球部のコーチを務め、20年からDeNAのコーチを務めている。

20年には早大大学院の修士課程を修了。修士論文の「日本プロ野球とメジャーリーグベースボールにおけるGMの比較」は優秀論文賞に選ばれた。