日本ハムの万波中正外野手(21)が1日、札幌市内で球団と契約更改交渉に臨み、370万円増の年俸900万円でサインした。

高卒3年目の今季はキャリアハイとなる49試合に出場。プロ初アーチを含む5本塁打を記録した。「ホームランは一振りで試合を動かせる。自分のようなタイプとしてはまだまだ数が少ないと思うので増やしたい」と量産を誓った。打率は1割9分8厘に終わり「確実性が一番の課題だと思う。レギュラーをとるためには克服していかないといけない」と強化点を挙げた。

秋季キャンプではBIGBOSSこと新庄剛志監督(49)を視察初日から唯一「ビッグボス」と呼ぶ強心臓っぷり。「先輩方が逆に呼ばなかったんだと驚いた」と振り返った。BIGBOSSもテレビ出演した際に万波のことを「面白い。かわいいね」と話し評価している。「そう言われるとこっぱずかしいですね。注目してもらえるのはうれしいので頑張りたい」と意気込んだ。

この日はBIGBOSSのイメージカラーでもある赤みがかったスーツで交渉に臨んだ。「ビッグボスの影響があったかは分からないけど、自然と赤を選んでいました。自分の中でもメラメラと燃えるものがあったので」と理由を説明。BIGBOSSのようなパフォーマンスも考えていると言う。「ヒーローになったら気の利いたことを言いたいなと。お立ち台に立ったら何かしたい。期待していてください」と公約した。そのためにも「全試合フル出場を目標にする」と闘志を燃やしていた。(金額は推定)