来季も主将を務める巨人坂本勇人内野手(32)が2日、所信表明した。来季はこれまでの主将像からのシフトチェンジも視野に入れる。「みんなプロなので、今まで言葉であまり伝えすぎないようにはしてましたけど、もっともっと伝えていって良いのかなと。シーズンが終わってから、そういう心境の変化はありましたね」と新しい道を模索する。

主将継続はチームのため、後輩のために最善の決断だった。2月の春季宮崎キャンプで「野手主将」を務め、後任の筆頭候補と言える岡本和を「ああいう感じに見えますけど、ちゃんと自覚もってやっている。全然キャプテンやっても大丈夫だと思います」と認めつつ、続けた。「彼は彼で4番としていろいろ大変なことも感じていると思う。みんなで分散してあげられれば」。2年連続で打撃&本塁打の2冠に輝いた4番にかかる負担を思いやった。

チームをまとめ上げる立場と、プレーヤーの両立も8年目に突入する。重圧も責任も伴う役割にも「プロでプレーすること自体が大変。プレーすることに関しては関係ないんじゃないんですか」とサラリと言った。この役目が、そう長く続かないことも認識している。「あとやってもたぶん1年くらいだと思いますし。すごく考えたんですけど、もう1年ちょっとやりたいなと」と決意した。来季もキャプテン坂本が、言葉と背中で巨人をワンチームにする。【小早川宗一郎】

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