広島佐々岡真司監督(54)が、来季の勝ちパターン構想を明かした。これまで試合終盤の継投は複数投手で回すローテーション制を理想としていたが、方針転換。「9回は栗林。勝ちパターンの8回というのは、この2年固定ができなかった1つの課題。(今季優勝の)ヤクルトは(セットアッパーに清水を)固定して、70試合投げた。固定されるとやっぱり安定する。そこはみんな意識を持ってやってもらえたら」。来季も栗林を抑えで起用することを明言し、そこにつなぐ形も確立させる方針だ。

島内や塹江、ケムナら若手に加え、新戦力も候補となる。監督就任後、2年続けて開幕ダッシュに失敗しているだけに「開幕で固定できるのが一番。日替わりになるかは分からないけど、固定が一番いい。キャンプからオープン戦にかけて(決めたい)」と開幕までの確立を目指す。