プロの第1歩を踏み出した。4日、楽天生命パークで行われた「楽天ファン感謝祭」で新入団10選手が初お披露目された。

ドラフト1位吉野創士外野手(18=昌平)は、制服姿で本拠地のグラウンドに初めて足を踏み入れ、ファンへあいさつした。「お客さんも試合同様の人数が入っていて緊張感の中でグラウンドに立たせてもらったので、とても良い経験になった」と、一生に一度の晴れ姿をかみしめた。オンライン開催の新入団発表会見では、球団から提示された背番号「9」のユニホームに袖を通し「高1の時は右翼を守っていたので背番号は9。とても親しみ深い番号だと思っています」と語り、プロの目標を聞かれ「走攻守の3拍子を出し切って、ファンから愛されるような選手になりたい」と宣言した。

「東北のゴジラ」になる。ドラフト2位安田悠馬捕手(21=愛知大)は、背番号が「55」に決まった。「歴史のある番号でうれしく思います。“エンジゴジラ”と言ってもらえるように頑張っていきたいです」。185センチ、105キロの体格と長打力が武器。「本塁打王を取りたいのでホームランをたくさん打っていきたい」と意気込みも十分。また「少しでも好青年に見られたいと思ってやってます」と頭髪を5厘刈りにしてこの日に臨むなど気合も十分だった。日米通算507本の本塁打を放った元祖“ゴジラ”松井秀喜さんのような活躍を目指していく。【佐藤究】

▽3位前田銀治外野手(18=三島南) (ユニホームに袖を通し)すごく似合っていて、なじんでいるなという感じ。自分が一番下だと思って練習していく。

▽4位泰勝利投手(18=神村学園) 野球界で泰と言えば宇宙人と呼ばれるくらい、人間離れした投球で圧倒したい。

▽5位松井友飛投手(22=金沢学院大) 長身を生かした角度ある真っすぐと思い切りの良さがアピールポイントなのでプロでも伸ばしていきたい。

▽6位西垣雅矢投手(22=早大) 最多登板を目標にプロ野球で活躍していきたい。

▽7位吉川雄大投手(24=JFE西日本) チームの優勝に欠かせない投手になっていきたい。

▽育成1位宮森智志投手(23=四国IL高知) まずは支配下登録を目指し、1軍の試合に出場できるように頑張っていきたい。

▽育成2位・柳沢大空外野手(18=日大藤沢) 誰よりも目立って全国で有名になりたい。

▽育成3位・大河原翔外野手(18=東海大山形) 1軍で活躍できる選手になって、ファンのみなさんから愛される選手になりたい。