日本通運(さいたま市)はENEOS(横浜市)に敗れ、2回戦で姿を消した。4回1死、3番の稲垣誠也内野手(25=中部学院大)が右越え本塁打を放つも、空砲に終わった。

都市対抗の大舞台で兄弟アベック弾を達成した。誠也の兄、稲垣翔太内野手(28=明豊)はホンダ熊本に所属。11月29日のJR東日本戦で、巨人2位指名の山田龍聖投手(21=高岡商)から右越え本塁打を放っていた。記念すべき1発を放った弟・誠也だが「兄は長打を打てるホームランバッター。自分はライナーで間を抜く打撃を目指しています。試合に負けてしまったので、(記録よりも)悔しさの方が大きいです」と肩を落とした。

沢村幸明監督(41)は敗戦に「悔しいです。(相手先発の)吉村がすごいボールを投げてました。(稲垣の本塁打は)2ボールから思い切りよく打ってくれました」と話した。