代打で輝いた! ヤクルト川端慎吾内野手(34)が都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3000万円増の年俸5000万円でサインした。今季年俸から2・5倍となり、「終盤のいいピッチャーばかりのところで、出ていく代打でこれだけの成績を残せたのは、本当に評価していただいた」と笑顔を見せた。

【関連記事】ヤクルトの契約更改状況一覧

今季は先発出場はなかったが、91試合に出場。代打でシーズン30安打と、日本記録まであと1本に迫った。日本シリーズ第6戦では、延長12回に代打で登場し、日本一を決める適時打。1打席勝負の仕事に徹した。充実の1年も「来週から松山に行って練習しようと思っている」と、早くも来季に向けて再始動。10日間の日程で、宮本、奥村の3人で汗を流していく。

年明けも山田、中村らとともに“松山組”で自主トレ。今年からは元山や内山壮も参加する。自身の調整以外にも、若手たちへ教える期間にもなる。「自分のバッティングを見つめ直すということで。バッティングに関してすごく勉強したというか。すごく考えたこの1年、2年だったので、その経験を若い子たちに伝えたい」と意気込んだ。【湯本勝大】(金額は推定)