日本ハムからドラフト9位指名を受けているNTT東日本(東京都)上川畑大悟内野手(24=日大)は、準決勝敗退に悔しさをにじませた。

持ち味の守備だけでなく、3打数2安打2打点と打撃でも結果を残したが「チームとしては(優勝の)黒獅子旗を目指してやってきたので、決勝にいけなくて悔しい」と話した。

4回1死満塁、東京ガス先発の高橋の2球目、外角低めの直球を二塁打とし、2点を挙げてガッツポーズ。弱点と言われていた打撃を、NTT東日本に入ってからの3年間で鍛えてきた。「元々、守備が得意で社会人野球に入ってきたけど、打てないと試合に出られない。3年間は、打力が上がるように努力してきました」と振り返った。

臨時コーチを務めている東京五輪侍ジャパンコーチの井端弘和氏(46)からは、体の使い方のアドバイスも受けた。振り込みや、ウエートトレーニングなど、日々の積み重ねが実ってドラフト指名を勝ち取った。日大2年時に二遊間を組んでいた1学年上の中日・京田からはドラフト会議で指名を受けた後に「おめでとう」と連絡があったという。堅実な守備と正確なスローイングが武器だが「僕としては、守備を売りにしている選手なので4試合で2エラーの事実があるので、そこは受け止めて、プロにいく前にしっかり1からやり直したいなと思う」と反省していた。

NTT東日本・飯塚智広監督(昨年準優勝も2年連続決勝進出ならず)「悔しいのひと言。(東京ガス山口監督へ)東京でしのぎを削ってきた仲。負けて悔しいが、絶対(優勝)取れよという気持ちを伝えた」