来季はチーム最年長となる巨人中島宏之内野手(39)が13日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、200万円アップの年俸5200万円で契約を更改した。オンライン会見に臨んだ中島は「(年俸は)ちょっと上げてもらいました」と笑顔を見せた。

今季は81試合で打率2割7分1厘、6本塁打、26打点で、得点圏打率は3割8分5厘と勝負強さを発揮。加えて、球団からは練習から若手に助言を惜しまない姿勢も高く評価された。今季限りで同学年の亀井が引退したこともあり「亀井選手もいなくなって(最年長選手が)1人になるので、若い選手たちの話も聞いてサポートして欲しいと言われています」と語った。

今オフの自主トレでは、北村の申し出を快諾して5日間だけ合同で打撃に特化した練習を実施する。「自分も練習しながら若い選手とやって、僕がやれることと彼ができることは違うと思うので、自分にもプラスになるかもしれないし、彼にもプラスになるかなと思ってやりたいなと思います」と自身のレベルアップにもつながると意欲十分だった。

来年で40歳、不惑を迎える。日米通算22年目の来季に向けて「チームにどんな形でも貢献することが、一番の思いです。野球をやっている以上は1軍の試合に数多く出たいと、毎日思って球場にいきます。でも出る、出ないは決められないから、いつでもいいようにと思って準備していきます」と貪欲な姿勢を見せた。「まず自分の結果も出すこと。若い選手とかと話もしながら、競争しながらやっていきたい」。来季もぶれず、惑わず、存在感を発揮する。(金額は推定)