今季のベストナインが14日、セ・パ両リーグから発表された。25年ぶりのパ・リーグ優勝を果たしたオリックスから4人が選ばれ、それぞれ球団を通じてコメントを発表した。4人選出はイチローを擁し日本一になった96年以来。

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沢村賞に輝いた山本由伸投手(24)は初受賞。18勝(5敗)、勝率7割8分3厘、防御率1・39、206奪三振とタイトル総なめの成績でリーグ優勝の立役者になった。

「ベストナインに選んでいただいて、とても光栄です。1年を通してプレーしてきた部分を評価していただいたと思いますので、本当にうれしいです。またこの賞をいただけるように、来シーズンもしっかりとがんばりたいと思います」

三塁手では外野手登録の宗佑磨(25)が初受賞。三塁に固定され、ゴールデングラブ賞を獲得するなど才能が開花。攻守に欠かせない存在になり、139試合で打率2割7分2厘と奮闘した。

「このような賞をいただける日が来るとは想像していなかったのでとても光栄に思います。人生で経験したことのないプレッシャーの中で野球ができたことが僕の人生でとてもいい経験になったので、またこのような経験ができるようにたくさん練習して、来年もまた選出してもらえるような成績を残したいと思います。そしてリーグ連覇、来年こそ日本一、その1つのピースになれるようにがんばります!」

外野部門では本塁打王を獲得した「ラオウ」こと杉本裕太郎外野手(30)が初受賞。入団5年で計9本塁打だったが打率3割1厘、32本塁打、83打点とブレークした。4番として新生オリックスの象徴になった。

「シーズンが始まる前は、まさか自分がベストナインに選んでいただけるとは思っていなかったので、本当にうれしく思います。打撃でも守備でも、まだまだレベルアップしないといけないことは多いですが、今シーズンここまで出来たことを自信にして、また来シーズン、この賞に選んでいただける活躍ができるようにがんばります!」

吉田正尚外野手(28)は4年連続4度目。故障で110試合にとどまりながら、打率3割3分9厘で昨年に続く首位打者。勝負強さも際立った。

「4年連続で選んでいただき、大変光栄です。チームとしては優勝して、大舞台も経験できましたし、とても有意義なシーズンだったと思いますが、個人としては、まだまだできたことがあったと思いますので、悔しい部分も多いです。来年も引き続き選んでいただけるように、1つでも多くの打撃タイトル獲得を目指してがんばります!」