節目の10年目にキャリアハイを狙う。楽天則本昂大投手(31)が15日、三重県内で行っている自主トレを公開。オンラインで取材に応じ「もう1回、日本一を味わいたい。日本一を知らない選手が多くなってきたので、みんなで味わいたい」と決意を示した。

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エースとして、リーダーとして、投手陣を引っ張る。以前は田中将に師事して自主トレを行っていたが、昨年から独り立ち。滝中、高田萌、高田孝、引地、小峯ら若手とともに汗を流す。自身が練習メニューを組み、後輩たちからの質問に答えながら調整を続ける。「まだまだ若いやつには負けられない。練習の姿勢や取り組みを見られてる、という気持ちは強く持ってやっている」と充実したトレーニングを過ごしている。

5日から始まった自主トレも第3クールに突入。この日はブルペンで中腰の捕手相手に投球練習するなど、徐々に強度も上がってきた。30代に入り、蓄積した疲労の解消が難しくなってきた部分もあるが、力強い投球は変わらない。「普通にやれば成績は残せると思う。最低でも『15』勝てるように頑張りたい」と力を込めた。『15』は13、17年に挙げた自己最多の数字。若手に刺激を受けながら、戦闘態勢を整えていく。【湯本勝大】