オリックスT-岡田外野手(33)が16日、プロ初の「100打点」を目標に定めた。最多は本塁打王に輝いた10年の96打点。昨年は63打点にとどまっただけに、大きな目標となる。

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「正尚とラオウの後ろがすごく大事。自分が後ろを打つとしたらそれくらいいかないと。まだまだ34歳。伸びしろがあると思っている。キャリアハイを残して、チームに貢献したい」と責任感をにじませた。

首位打者の3番吉田正、本塁打王の4番杉本に続く5番を今季も期待され、打線のキーマンともいえる。今オフは元中日山本昌やイチローも取り組んだ初動負荷トレーニングを初めて取り入れた。股関節の可動域を広げる効果を実感し、持病の腰痛抑止も期待できる。長いシーズンを主力として戦い抜く準備を進めている。

この日は大阪市内で、大阪府と在阪スポーツチームなどによる連携事業「大阪スポーツコミッション設立記念イベント」に出演。トークショーでは「スランプの時などに『好きなことを職業にできている自分は幸せ』と思ってやっている」と語った。オリックス一筋17年目。「なにわのゴジラ」が大台超えでリーグ連覇を導く。【柏原誠】

○…T-岡田が17日で27年になる阪神・淡路大震災について思いを明かした。「(被災者は)忘れたくても忘れられないと思う。風化させてはいけない」。当時6歳。大阪・吹田市の自宅マンションで睡眠中に大きな揺れにあった。当時神戸に本拠地があったオリックスは17日、大阪・舞洲の球団施設で黙とうを行う。