侍ジャパンの栗山英樹監督(60)が17日、漫画家の水島新司さんへの感謝の言葉を並べた。10日に82歳で亡くなったことを知り「本当にショックですよ。野球界の大恩人だから。感謝しています」と話した。

水島作品から学ぶことは多かったという。「漫画の中に、いろんなヒントがあった。水島先生は結構『1番投手』をやっているからね。そこには、いろんなヒントがある」。栗山監督も日本ハム時代、大谷翔平を「1番投手」で起用したことがある。

子どもの頃から水島作品を読んでいた。「殿馬に憧れました」と、ドカベンに出てくる名手を挙げた。「人ができないこと、みんなが楽しめる策みたいなものが、あるかも知れない。きっかけは殿馬であることが多かった。このピッチャーの時は、投げる前からここに立ってみたいなアウトの取り方。今のシフトみたいなもの。これぐらい野球を楽しめたら幸せだろうなと思っていた。そういう発想が自分の中に入っている気もします」と語った。