“ゴジラ”がドカベンになる!? 楽天ドラフト2位安田悠馬捕手(21=愛知大)が、打てる捕手へ意気込んだ。

新人合同自主トレの第3クール初日を迎え、仙台市内の楽天生命パークで黙々とバットを振り込んだ。開幕1軍をつかみとるため、強く振ることを意識。パワフルな打撃が武器で、将来的には「4番キャッチャーを目標にしてやりたい」と高みを見据える。

プレースタイルと表情が松井秀喜氏に似ていることから「ゴジラ」と呼ばれてきた。一方で、185センチ、105キロの屈強ボディーに丸刈り頭。捕手で左の長距離砲…。10日に亡くなった漫画家の水島新司さんの代表作「ドカベン」の主人公・山田太郎と似る部分は多い。プロ野球のスターに成り上がっていった主人公の姿に「憧れますね」と笑顔を見せた。

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目指すは攻守でチームを引っ張る存在。守備にも意識を向ける。「ピッチャーの方に気持ち良く投げてもらえるように。しっかり止めることや、信頼されるようにやっていきたい」と引き締める。チームの先輩、太田の捕球動画を参考に技術を磨いている最中だ。

ドカベンは少し読んだことがある程度で、思い入れのある野球漫画は「巨人の星」。父が自宅に全巻そろえていた影響で、読みあさった。好きなキャラクターも「僕は左門豊作」と即答し、周囲を笑わせた。明るい性格で人々を引きつける魅力の持ち主。勝利に導くプレーを続け、多くのファンに愛される野球選手になる。【湯本勝大】