巨人ドラフト1位の大勢投手(翁田大勢、22=関西国際大)は“初ブルペン”で強烈な剛速球を見せつけた。

初めてブルペンで5分間の立ち投げ。ペアになった山田へ8球を投げたところで、大竹トレーニング統括補佐から「大勢、球強すぎるからチェンジで」とあまりの威力に交代指令。受け手が山田からブルペン捕手に変更となった。

山田が「グラブのひもが切れそうで怖かったです」と話すほどの剛速球も、大勢は「周りから見ると飛ばしているように見えたらしくて。自分の中では5割、6割くらい」と底知れないパワーをうかがわせた。

いまだ最大出力を見せていないが、キャンプインまでに1度、捕手を座らせた本格的なブルペン投球を計画する。大きな可能性を秘めた最速157キロ右腕が、1月中にベールを脱ぐ。