中日ダヤン・ビシエド内野手(32)が24日、ナゴヤ球場で自主練習を開始した。11日に来日した際、新型コロナウイルスのオミクロン株に感染していたことが判明し、家族とともに隔離療養を余儀なくされたが、心配された大幅な調整遅れも免れ、ティー打撃なども披露。「シーズンに向けてしっかり準備をしていきたい」と意気込みを語った。

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「来日してからしばらくは大変な時期を過ごしたが、おかげさまで名古屋に戻ってこられました。家族も一緒だったので食事面など大変でした」。厳しい隔離期間を振り返った主砲は、野球で汗を流すと穏やかな笑みを見せた。「(調整レベルは)低いところにあるが、時間がたっぷりある。少しずつ上げていって(シーズンでは)全試合に出てチームに貢献したい」とキャンプに向けての目標を明かした。

キャンプに向けての荷物出しなどでナゴヤ球場を訪れた立浪監督は「(状態は)いいみたいですよ」と主砲の元気な姿にひと安心。感染拡大が続くコロナ対応については「これだけ増えるとだれがかかってもおかしくない。球団の方と話をしながら、なんとかキャンプを出来るように」と気を引き締めていた。