巨人北村拓己内野手(26)が24日、“ナカジの教え”の成果を口にした。今オフは約1週間、香川県内での中島宏之内野手(39)の自主トレに参加。

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通算1899安打、通算打率2割9分4厘の打撃の極意に触れるべく弟子入りを志願した。「バッティングのことは聞けることは聞けた。コツとか考え方だったり、実際に身ぶり手ぶりで中島さんに教えてもらった。そういう時間が今回はすごく貴重だったので、すごく良かったかなと思います」と納得の表情で振り返った。

同じ右打者として、逆方向へ強い打球を飛ばすためのヒントを得た。「ちょっとあんまり言いたくないですけど」と苦笑いしつつも「例年、今まではどちらかというと体で思い切り強く振ってやろうっていうところから、インパクトだけ力を入れてやってみようっていう感じの違いです」と笑顔で説明。この日も川崎市のジャイアンツ球場の室内練習場でマシン相手に打撃を確認し「楽しみな部分はありますね」と好感触の様子だった。

チーム最年長の中島との合同自主トレでは、グラウンド内外で成長への気付きを得た。「見ていないようで見ているというのをすごく感じる。私生活においても、一緒にグラウンドで体動かしてる時も、見てなかったかなと思っても、聞くと見てたりしてたり『こうだったよ』って。『あれ? 中島さん見てたかな?』というのが多いので、僕も見習わないといけないというか、そういう人間になりたい」。師匠への感謝と教えを胸に刻み、レギュラー争いに割って入る。