ソフトバンクのドラフト2位正木智也外野手(22=慶大)は、振り込みの鬼になる。同4位の野村勇内野手(25=NNT西日本)とともに、2月1日からの春季キャンプでA組スタートが決定。24日は福岡・筑後市のファーム施設で新人合同自主トレに参加し「ホークスのキャンプはすごく(バットを)振ると聞いている」と、1日2000スイングを目標に掲げた。

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昨年はヘッドコーチだった小久保2軍監督が、野手陣に「1日1000スイング」をノルマに課した。正木が目指すのはその倍。今季の新スローガン「もっと!もっと!もっと!」を体現するかのような覚悟だ。「振る体力は大学の時からもある方だと思っている。振らないとうまくならないと思うので、自分に厳しくやっていきたい」。南国宮崎でとことん自分を追い込むつもりだ。

今春のキャンプでは、第1クールから実戦形式の練習や紅白戦が組まれる予定。正木が対決を希望する千賀はB組スタートだが、同じ生目の杜でキャンプを行うため対戦の機会は巡ってきそうだ。「千賀さんの球がどんな風に見えるか。日本でも最高クラスのピッチャーだと思うので、対戦するのは本当に楽しみです」。大学通算13本塁打でアマ球界屈指の右の大砲。エース撃ちで開幕1軍をたぐり寄せる。【只松憲】