「BIG」が付くのはBIGBOSSだけじゃない! 各球団の隠れた「BIG○○」を紹介します。

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ヤクルトの「BIG育成右腕」がチャンスをつかみ取る! 20年育成4位の丸山翔大投手(23)は、チーム日本人最長身193センチから投げ下ろす最速152キロ直球と鋭いフォークが武器。1軍キャンプに大抜てきされ、高津監督や古田敦也臨時コーチらが見守る中、1軍捕手陣に投げ込む日々に「今までにない環境。すごく充実しています」と言葉をはずませる。

中3春で166センチだったが、卒業までの1年で12センチ伸びて178センチに。その後も成長し西日本工大時代に190センチを超えた。足のサイズは30センチ。公式登録は192センチだが「伸びました。もう止まってて欲しいですね」という長身は、大きなアピールポイントだ。

20歳の奥川、22歳の金久保ら年下投手が台頭する中で「自分も負けていられない。同学年だったら梅野、寺島、山野、木沢、長谷川…。やっぱり負けたくない」とライバル心を燃やす。当面の目標は支配下登録を勝ち取ることだが「その上で1軍でチームの勝利に貢献できるピッチャーになることが一番」と先を見据える。体も夢もBIGな右腕が、その名の通り、大きく羽ばたく。【鈴木正章】