オリックスのドラフト4位、渡部遼人外野手(22=慶大)が「打っても失敗しない男」を実証した。

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紅白戦に紅組の2番・中堅で先発出場し、先発陣の一角の山崎颯をはじめ黒木、漆原、K-鈴木と全員1軍戦力の経験を持つ投手陣から4打数4安打。さらに実戦初の二盗を決め、広い守備範囲も披露した。

慶大時代、盗塁成功率10割で24盗塁を決めた俊足打者は、打でも目立つ。実戦通算6打数5安打で、打率は8割3分3厘。視察の楽天関口スコアラーは「バットに当てる能力が高そうだし、足も速いし、すごくいやらしい打者だなと思いました」と警戒感を高めた。

渡部は理想の選手をつくらないが、プレースタイルでは「むちゃくちゃいいのは近本さんとかですね。長打も打てる」と阪神不動の中堅手の名前を挙げる。16日に若手主体で臨む初の対外試合、巨人戦がデビュー戦になる可能性もある。