元阪神、ロッテの鳥谷敬氏(40=日刊スポーツ評論家)が14日、沖縄・南風原町の沖縄県立南部医療センター・こども医療センターを訪問した。現役時代に沖縄県内で自主トレを行っていた経緯もあり、プロ2年目のオフから始めて14回目の訪問となった。

昨季限りで現役を引退したこともあり「テレビを通じて子どもたちが実際に触れた選手を見ることで、元気を届けることができる」との考えから、古巣阪神に協力を依頼して、佐藤輝、小幡、遠藤、高寺の現役若手4選手とともに訪れた。今回はコロナ禍の影響で直接触れ合うことはできなかったが、小児病棟の約60人の子どもたちにリュック、ユニホーム、帽子、ハンドタオルを贈ったという。

訪問に参加した佐藤輝は「しっかり試合に出て、テレビだったり、コロナで厳しいかもしれないですけど、甲子園に来てもらって、すごく元気になってもらえるようなプレーをしたい」と気合をにじませた。小幡は「たくさんの笑顔を届けていきたい。たくさんいいプレーをして、喜んでもらえる姿を想像しながら、自分もモチベーションを高くしてやっていきたい」と決意を新たにした。来年以降もこの活動を続けていく。