DeNA細川成也外野手(23)が「アメリカンボディー」の成果を予感させるマルチ安打を放った。

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中日との練習試合に4番で出場。第2打席の4回無死一塁では追い込まれるも、清水から中前打で好機を広げた。3打席目も鋭い一振りで左前へ安打を重ねた。16日の広島戦は5打数無安打3三振。この日も2三振したが「打順はあまり気にせず、自分のやるべきことを、アピールするためにどうしたらいいのかを考えてやるだけ。三振も内容的にはこの前の試合よりは悪くはないと思う」と地に足をつけた。

オフに米国に渡り、オースティン、ソトのダブル大砲とともに自主トレを敢行。構えもソト風に変貌した。体重は4~5キロ増え、100キロ前後に。「増やそうと思って増やしていない。自然と増えました」とナチュラルを強調するが、周囲の反応は違う。佐野は「アメリカンボディーになっています。やばいですね」と驚嘆していた。

もちろん武者修行の成果を証明するのは時期尚早だ。「最初からできたら苦労はしない。実戦を重ねて課題が出てくる。その課題をつぶしていけば、おのずとシーズンにつながる」。外野手のレギュラー争いの壁は厚い。米国仕様の重厚ボディーで壁をぶち破る。【広重竜太郎】

▽DeNA三浦監督(細川に)「結果ああいうヒットは出ましたけれども、これから内容をもっともっとあげていければ」