すべて救援で784試合に登板している日本ハム宮西尚生投手の先発登板は、幻となった。マウンドに上がる予定だった中日との練習試合(名護)は雨天中止。23日はブルペンで48球を投げた。

コンビを組んだのは育成ドラフト2位の速水隆成捕手(24=BC・群馬)。見守っていた新庄BIGBOSSから「捕手を何とか育てたいから」とお願いされた宮西は、投球間に「ストライクにしたいか、ボールにしたいかハッキリ構えて!」と助言を送るなど、積極的に声を掛けた。

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投球後も時折、厳しい表情と笑顔を見せながらアドバイス。「投手とのコミュニケーションを、どんどん積極的に取りにいくように。1人1人の性格であったり、良いところを引き出せるようにコミュニケーションを取りなさい」と伝えた。百戦錬磨の36歳ベテラン左腕が、チーム力アップには欠かせない捕手陣の底上げにも一役買う。

▽日本ハム育成2位・速水隆成捕手(24=BC・群馬)「宮西さん自身も、若いころはいっぱいミスをしてきたから、ミスを恐れていたら先にいけないから、ミスは恐れずに思い切ってやれと言っていただきました」