日本ハムのドラフト8位右腕、北山亘基投手(22=京産大)は真面目で研究熱心だ。

「あれバケモンですね、バケモン」日本ハムドラ8北山亘基4者連続奪三振ショー開幕1軍アピール>>

本やオンラインサロンを利用してさまざまな知識を日々蓄えている。「考え方などは野球以外の分野を学ぶことで、野球にも役立つと考えています」。あらゆる情報が入り乱れている現代社会だが「情報の取捨選択をする力はある方だと思っています」と自分に合う情報を厳選して取り入れている。

大学時代は取材をしたメディアの担当者にお礼のメールを送るほど律義な人柄でもある。筆者も京産大で取材をさせてもらった後に「お世話になっております。取材ありがとうございました。今後ともお世話になることと思いますので、よろしくお願い申し上げます」と言った内容のメールをいただいた。めったにない経験であり、プロに入っての活躍を願わずにはいられなかった。北山は「取材に来てもらえるのは当たり前じゃないと思っているので、お礼の気持ちは伝えたいなと。プロに入ってたくさんの記者がいらっしゃると全員にお礼を送るのは難しいかもしれませんが、感謝の気持ちは伝えたい」と話した。

ドラフトでは8位指名と支配下としては最後から2番目の指名となったが、彼ほどの真面目さと律義さがあればプロの世界でも着実に1歩ずつ階段を上っていってくれるはずだ。高校生と大学生の違いはあるが、チームの勝ち頭に成長した上沢も6位指名で、11年ドラフトでは最後から2番目の指名だった。北山も上沢のように、下位指名からの飛躍を期待したい。【日本ハム担当 小林憲治】

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