投手陣にもBIGBOSSチルドレンが台頭だ!日本ハムのドラフト8位、北山亘基投手(22=京産大)が4者連続の奪三振ショーで開幕1軍を猛アピールした。

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ロッテ戦(鎌ケ谷)の6回から登板。「今日もしっかり持ち味を出す」と心に決め、特長の力強い直球を軸に2回1安打無失点で5奪三振と結果を残した。

プロ入りしたばかりだが、すでに直球の最速は3キロ更新した。オープン戦初登板で3者連続空振り三振を奪った3日ヤクルト戦(札幌ドーム)で156キロをマーク。新人合同自主トレや春季キャンプを通じて首脳陣やトレーナー、臨時コーチらの教えもしっかり吸収したことで「自分にプラスになることも本当にたくさんあった。力になってきている」と実感する。

3日の試合後に新庄監督は「初速と終速のスピードの幅が少ないピッチャーが、いいピッチャーだと思う。それを彼は持っている」と評した。春季キャンプは2軍スタートも、キレ抜群の直球を見て第2クールから1軍へ抜てきしたほど、期待している。

この日も新庄監督の期待に応えた。走者がいなくてもセットポジションで投球するが、7回は「1人だけでいいから」と、ノーワインドアップでの投球をリクエストされ、レアードは直球3球で見逃し三振。もの怖じしない姿に武田投手コーチも「あれバケモンですね、バケモン」と驚く。寝起きや就寝前、練習前後に「ぶら下がり健康器」で体をリセットするのがルーティンの北山は「ルーキーとしてチームに求めて頂けるポジションでしっかり頑張りたい」と、冷静に前を見据えた。【木下大輔】

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◆北山亘基(きたやま・こうき)1999年(平11)4月10日、京都市生まれ。京都成章では3年夏に甲子園出場。京産大では4年春の関西6大学リーグで最優秀投手を獲得。21年ドラフト8位で日本ハム入り。契約金2000万円、今季年俸700万円(金額は推定)。182センチ、80キロ。右投げ右打ち。