助言通り弾!! 高卒2年目のヤクルト内山壮真捕手(19)が、オープン戦1号本塁打を放った。

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楽天戦の6回2死に代打で登場。高津監督の「小さくならず、どんどん思い切っていきなさい」の言葉通り、酒居の直球を振り抜いて左中間席最前列へ。「ストレート一本に絞って思い切って打ちにいきました。自分のスイングが出来て良かったです」と振り返った。打線がしめりがちのチームにとっても今季1号となる待望の一打で、30イニングぶりの得点をもたらした。

2月のキャンプは対外試合5戦連続安打で打率4割6分7厘。高津監督から「MVP」に選出された期待の星も、前日までの5試合で8打数1安打の打率1割2分5厘と苦しんだ。「トップの位置だったりスイング軌道は意識していて。いい形を見つけられるように意識してやってました」と試行錯誤し、結果に結び付けた。指揮官も「思い切りのいいバッティングを期待していた。見事だったと思います」とうなずいた。

11日からは今季初の本拠地神宮でソフトバンク3連戦。アピールの機会も徐々に減りそうだが「少ない打席の中で集中して。いい準備が出来るように」と虎視眈々(たんたん)。「打てる捕手」として開幕1軍をつかみ取る。【鈴木正章】