プロ野球選手会は15日、日本野球機構(NPB)とオンラインで事務折衝を行った。その中で、NPB側より「現役ドラフトを今年オフをメドに開催予定」と伝えられた。

事務折衝後の会見で、森忠仁事務局長が明かした。「球団側も、そのつもりで、いろいろな準備を詰めていくと合意されているようなので。あとは内容になると思います」と話した。今後の見通しとしては、12球団でたたき台をつくり、実行委員会で承認されたものを選手会と協議していくことになるという。「オフの前だと、オールスターの時期しか(選手会)全体が集まって決議するところがない。そこまでにまとめたい、という話はしています」と付け加えた。

現役ドラフトは、出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させる制度で、一時は合意寸前まで進んでいた。だが、選手のリストアップの方法を巡って一部球団から反対が起き、コロナ禍で協議自体が止まっていた。