野球殿堂博物館(東京ドーム21ゲート右)で「野球伝来150年記念展」の第2期展示が18日、始まった。

日本への野球伝来150年を記念し、開催されている。昨年、第1期を実施。今回は、戦後の1946年から昭和の終わりとなる1988年までの野球の歴史を、50のキーワードで振り返る。

目玉展示の1つが、巨人長嶋茂雄が1959年(昭34)6月25日、後楽園での阪神戦で使用したバットだ。昭和天皇、香淳皇后が観戦した天覧試合。入団2年目の長嶋は、5回に同点本塁打。さらに、4-4の9回裏、村山実から左翼上段へ劇的なサヨナラ本塁打を放った。

その時のバットを長嶋氏から借り受け、展示されている。バットをよく見ると、ヒビが入っている。天覧試合後も使用し、ヒビが入った時も捨てずに取っておいたのだろうか。長嶋氏直筆で「一九五九、六、廿五 天覧ホーマー 十二、十三号」と記されている。ただ「マ」の文字は、別の字を書いたものを黒塗りし、横に書き直したもの。黒塗りした字は「ム」のように見える。井上裕太学芸員は「最初は『ホームラン』と書こうしたけど、『ホーム』の後に間違って棒を伸ばしてしまった(『ー』)のではないでしょうか。それで『ホーマー』としたのかも知れません」と推測した。ミスターの天真らんまんさが伝わってくる。

他にも、南海杉浦忠が4連投4連勝で日本一に輝いた1959年(昭34)当時のユニホーム、国鉄金田正一のユニホーム、近鉄阿波野秀幸が1988年の「10.19」で着用したユニホームなど、貴重な品がずらり。

アマ野球からも展示。学制改革後最初の大会となった1948年(昭23)第30回全国高等学校野球選手権大会のポスターには「第30回」の記載がない。前年までは「全国中等学校優勝野球大会」として実施。大会名が変わったため、第30回と通し番号で記載すべきか、定まっていなかったようだ。

1983年(昭58)第65回大会のPL学園優勝サイン色紙には、当時1年生だった清原和博、桑田真澄の「KKコンビ」もサインしている。

第2期の展示は、6月8日まで。開館時間は、平日午後1時から同5時、土日・祝日午前10時から午後5時(東京ドームでの野球開催日は変更の場合あり)。月曜休館(祝日、東京ドームでの野球開催日、春休み中は開館)。大人600円、65歳以上・高・大学生400円、小・中学生200円。

6月下旬からは、第3期の展示が予定されている。