開幕が待ち切れない! 阪神佐藤輝明内野手(23)が、4試合連続安打&打点でチームの10戦負けなし7連勝に貢献した。

【ニッカン式スコア】19日の阪神-オリックス戦詳細スコア

4番右翼で先発出場。熊谷、マルテの適時打で逆転に成功した直後の3回2死一、三塁だ。宮城の低め127キロスライダーに腕を伸ばすと、打球は一塁線へ。一塁手ラベロのグラブをはじき、打球は右翼へと転がった。「いいピッチャーなんで、どんどんいこうと。はじいてくれてよかったんじゃないですかね」。この日は3打席でお役御免。6回表の守備から退いた。

試合後には「今日何もしてないっすよ」とジョークを交え取材エリアに現れた。2試合連続タイムリーでも「何もしていない」と言えるのは、好調の裏返しだろう。11打点は日本ハム万波と並びオープン戦トップタイ。得点圏打率は驚異の5割7分1厘。6本塁打を放つも9打点にとどまった昨季と比較しても、チャンスでの勝負強さが際立つ。それでも背番号8は「まあ、オープン戦なんで関係ないっす」とあっけらかんとし、「しっかり自分のスイングをするってことを意識してやっています。いい感じである程度打てている」とうなずいた。

新4番もチームもあと6日に迫った開幕戦に備え、波に乗ってきた。早く開幕してほしいかと問われると「そうっすね、楽しみです」とニヤリ。「良い感じなので、このまま開幕から去年みたいにいけるように頑張りたいです」と開幕ダッシュ宣言まで飛び出した。オープン戦も残り1試合。快音を響かせ、「3・25」に向かう。【中野椋】