プロ野球は22日、自主的な新型コロナウイルス感染症対策として、濃厚接触疑いの特定と行動制限を続けることを決めた。

オミクロン株の特性に応じた厚労省の方針変更により、事業所等は、感染者が出ても濃厚接触者の特定や行動制限は必ずしも行う必要がなくなった。ただ、この日の午前中、Jリーグとの新型コロナウイルス対策連絡会議に出た斉藤惇コミッショナーは「クラスターでも発生した場合は興行ができない」とプロ野球は団体行動が多いことから、自主的な対策継続を表明。午後の臨時12球団代表者会議で、ガイドラインの改訂を確認した。

チーム内で陽性事案が発生した場合、引き続き濃厚接触疑いを洗い出す。ただし、陽性者の行動履歴の確認は従来の72時間前から48時間前までに短縮する。濃厚接触疑いとなった者の待機期間も7日間から短縮。4日目および5日目の検査で陰性が確認されれば、5日目から解除する。