駒大は初先発した左腕の高井駿丞投手(2年=広島商)が試合をつくり、亜大に勝利。今季から勝ち点制が復活したため、1勝1敗で3戦目に持ち込んだ。大倉孝一監督は「初先発で、どこまでいけるかと思っていたが、よく投げてくれた。よく頑張ってくれた」と話した。

けん制で自らピンチを脱した。高井は初回1死から四球を出したが、すぐにけん制でアウト。2死から内野安打を許したが、またもけん制で刺した。3回までに3度のけん制アウト。「大学に入ってから、監督に教えてもらいました。初先発で緊張していたけど、あそこ(初回のけん制)でいつもの感じが出せた」と振り返った。

4回には3者連続三振を奪うなど落ち着いた投球で、8回を被安打4の6奪三振で1失点にまとめた。高井は「1イニングずつと思っていた。(捕手)岩本さんのいいリードで、ミット通りに投げられたことがよかったです」と話した。

コロナ禍で行われていなかった勝ち点制が、19年秋季リーグ以来の復活。1勝1敗で、3戦目が4日の午前10時から別大興産スタジアムで行われる。大倉監督は「3連戦を見据えてオープン戦を組むなど想定してきた。明日を取らないと何にもならないので」と見据えていた。