3位の東海大は15安打12得点と打線が爆発。7回コールド勝ちをおさめ、逆転優勝に望みをつないだ。

5番の東海林航介外野手(3年=星稜)が2打数2安打6打点と大暴れ。勝利を呼んだ。

0-0で迎えた3回1死満塁、右翼席へリーグ戦第1号となる満塁本塁打を放った。「内のスライダーでした。打った瞬間いったなと思いました」。現ヤクルト奥川恭伸投手らとチームメートで戦った、19年夏の石川大会決勝以来のグランドスラムを喜んだ。

好調の訳があった。「今週に入って感覚をつかんだんです。詳しくは秘密ですが、練習の時はオリックスの杉本選手のように。今日はヤンキースのアーロン・ジャッジ選手のような意識で」。日米のスラッガーを取り込んだ結果が一発につながった。