ソフトバンク東浜巨投手(31)が7回4安打1失点でリーグ最多タイの3勝目を挙げた。

4月24日の日本ハム戦から中9日で先発。初回に先制してもらいながら、2回に犠飛で同点とされた。「序盤は制御しきれていなかった。(登板間隔が)空いていたのでドタバタしたところはあった」。安定度を欠いた投球に自らカツを入れ、3回以降はストライクゾーンを大胆に突く攻めの姿勢で立て直した。その後は7回まで無失点。5、6、7回は安打と四球で3イニング連続で走者を出したが、二塁を踏ませなかった。

柳田の勝ち越しソロが飛び出したところで、93球で降板指令。藤本監督は「同点だったら8回も行かせるつもりだった。コントロールも良かったし、気持ちも入っていた」と称賛した。オリックス宮城との「沖縄対決」も制し、各球団のエース級ら12人と並ぶ3勝目。それでも「どんな形でも試合を作ることが大事。僕の役割をきっちり果たすだけ」と気を引き締める。昨年は右肩の不調もあって出遅れたが、10年目右腕は心地良い薫風とともに上昇気流に乗るつもりだ。

 

○…連投のモイネロが4セーブ目を挙げた。9回に先頭吉田正を四球、代走小田の盗塁で無死二塁を招いたが、その後は3人で締めた。「大事な場面でいい投球ができたと思います。チームの勝ちにつながる投球ができたことがうれしい」。4月21日オリックス戦では延長11回に紅林にサヨナラ打を浴びたが、前日3日から2戦連続で抑えの役割を果たした。

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