ソフトバンクの鉄腕コンビが17日西武戦(沖縄セルラー那覇)で地元での登板に燃えている。左腕の嘉弥真新也投手(32)、今季加入した又吉克樹投手(31)はどちらも沖縄出身。ここまでチーム最多10ホールドの又吉は登板すれば中日時代の15年以来となる。「移籍してきて、すぐに沖縄で試合ができるのはすごくうれしいこと。今までとは違うユニホームで投げているのを見せられるのが一番いいかなと思います」と気合十分だ。

嘉弥真は昨年2試合、19年に1試合登板している。今年は「60人くらい。今回は少ない方です」と、石垣島から親族や友人らが応援に駆けつける予定で「いいところを見せられるように頑張りたい。相手チームにも(沖縄出身が)3人くらいいますよね。相当、盛り上がるんじゃないかなと思います。県勢が出て活躍したら、県民の人もめちゃくちゃ喜んでくれると思うので頑張りたい」と思いを高ぶらせた。

沖縄は15日に日本復帰50周年を迎えたばかり。又吉は「その年に巨(東浜)がノーヒットノーランをしましたし、沖縄の野球界にとって、いい1年間にできるように。どっちが勝っても、すごい試合だったなと言ってもらえるような、プロ野球の姿を見せたい」。嘉弥真は「こういう年に試合ができるのはうれしく思います。沖縄を盛りあげられたら」。故郷のファンの胸に残るような熱いプレーを見せる。【山本大地】

【関連記事】ソフトバンクニュース一覧