流通経大(東京新大学)は、神奈川大(神奈川)に逆転負けを喫した。7年ぶり14度目の出場だったが、初戦突破はできなかった。

1-2で迎えた4回1死、4番・萩原義輝捕手(3年=東海大相模)が今秋ドラフト候補の神奈川大・神野竜速投手(4年=西武台千葉)の直球146キロをとらえ、右中間への同点ソロを放った。初めてプレーした神宮で本塁打を放ち「気持ちよかったです。直球を狙っていて、一振りでとらえることができました」と振り返った。

4番に座り、3打数で1本塁打を含む2安打、1申告故意四球と打力をアピール。来年のドラフト候補に名乗りを上げた。

先発の最速148キロ右腕・小沢颯太投手(4年=高崎商)が、1人で8回を投げきった。1点の援護をもらった直後の1回裏に、連打と死球も絡んで2失点。「先制してもらったのに(1回を)0で抑えられなかった。立ち上がりが悪くて、後半は低めに決まるようになったけど、最後は甘く入って打たれてしまった」と、7回の3失点目を反省していた。