<日本ハム1-0ソフトバンク>◇06年10月12日◇札幌ドーム
ついに、その時が来た。ソフトバンクとのプレーオフ第2ステージ。第1戦を3-1で競り勝って迎えた第2戦も、緊迫した試合となった。0-0の9回2死一、二塁、打席はここまでプレーオフ7打数無安打と苦しんでいた稲葉(現GM)。無我夢中で振り抜いた打球は二塁左への内野安打となり、二塁から森本がサヨナラのホームを踏んだ。
移転後初、25年ぶりリーグ優勝を引き寄せた稲葉は「打てなくて苦しかったので。みんなからアドバイスをもらっていたから…最高」。ヤクルト時代3度の日本一を経験した男が、勝利を引き寄せた。
このシーズン限りでの現役引退を表明していた新庄は優勝の瞬間、次打者席から飛び出し、弟のようにかわいがってきた森本の激走を、本塁近くで見守った。「今年でユニホームを脱ぐんですけど、ジーンときました」と、あごを震わせ涙を見せた。優勝ペナントと一緒に収まった記念撮影では「イチバン!イチバン!イチバン!」と、右手人さし指を、突き上げた。



