ヤクルト石川雅規投手(42)が、今季3勝目を挙げ交流戦通算勝利数27勝とし、歴代単独トップに立った。

今季8試合目の先発登板。3回まで無失点に抑える立ち上がり。2点の援護を受け、4回に1点を失った。5回先頭に二塁打を浴び、犠打で1死三塁のピンチを背負うも、落ち着いた投球術を発揮した。2番宗を初球、シンカーで一ゴロに打ち取り、2死二塁。3番中川圭には追い込んでから、シンカーで空振り三振に仕留め、1点を守り切った。

5回5安打1失点で、5月4日阪神戦以来の勝利。交流戦では今季初白星を収め通算勝利数26で並んでいた、ソフトバンク和田、元巨人杉内(現投手コーチ)を抜き単独トップに立った。通算勝利数では180勝となった。お立ち台で石川は「たくさん投げさせていただいてますし、その分負けてますし悔しい思いもしてますけど、まず交流戦1つ勝ててよかったです」と喜んだ。

▽ヤクルト高津監督(42歳の石川に)「若いころから見ているけど、何か変わったかと言われたら何も変わっていないところが素晴らしい。常に燃えて冷静。ちょっと言葉おかしいけど、燃えて冷静でマウンドに立つ姿というのはなかなかできることじゃない。あの年になってと言ったら失礼だけど、立ち続けられる意味というのがすごくある」

▽ヤクルト今野(9回3者凡退に抑えプロ初セーブ)「うれしい。そういうところで投げられると思ってもいなかった。2-1だったので同点には絶対できない。死ぬ気でゼロで抑えようと思った」

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