阪神がソフトバンクに連敗を喫した。先発村上頌樹投手(23)が黒瀬に今季初被弾するなど5回5安打4失点。3番手で登板し、右下肢の張りで5月中旬に離脱した浜地真澄投手(23)は1回無失点と3試合連続で無失点とした。

打線江越大賀外野手(29)が1号ソロを含むマルチ安打。ドラフト4位ルーキーの前川右京外野手(19)は上半身のコンディション不良から復帰後、2試合目の先発出場で3打数無安打だった。平田勝男監督(62)の一問一答は以下の通り。

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-先発の村上は

「あの1発、ちょっとその前に四球がね、2点を守りにいったかな。そういうところでコースを狙いすぎて四球を出して、ポカンといかれたところは(村上)ショウキもずっといい投球をしているのでこれも1つの(勉強)。2点をなんとか守ろうという気持ちが強すぎたんじゃないかな」

-浜地が復帰後初の連投

「浜地は連投して問題ないので、これで故障者リストからは解除」

-江越は序盤に2本の長打

「うーん、江越はたまに打つよな。あれをもうちょっと続けて、やっぱり彼の魅力なんでね。そこを一生懸命、残ってバッティングしている。今日は最初に右中間でしょ? 昨日は3三振して残ってずっとカーブのマシンを打っとったわ。そういうところで何とか自分の打撃を変えたいという気持ちが伝わってくるからな。あの守備と足があるんだもん。何とかきっかけをつかませてあげたい。そういうふうに努力しているので」

-井上の代打が送られた

「3三振でしょ? ここのところずっと三振すごいんじゃないかな。三振するのはいいんだけど、ちょっとバッターボックスでの迷いがスイングに出ている。やっぱりピッチャーと勝負して、アグレッシブにいかなきゃ。調子いい、悪いはあるかもしれないけど、打席に入ったらまだ若いんだもん。それを若気の至りじゃないけどさ。そういうところはなんちゅうかな、バッターボックスでのしぐさとかやっぱり迷っているんでね。初めてでしょ、代打おくったの。何かきっかけをつくってくれたらなと思って出しているんだけど、前川も出てきたし、これからはそうはいかん。3年間はね、なんとか右の対抗も含めてやってきたんだけどね」

-前川

「彼はまだ打つ、打たないじゃない。スイングしてレフトフライになろうが、ファーストゴロになろうがやっぱ打ちにいってるやん。そういうところを広大には見習ってほしいとかじゃないけど、配球考えすぎを準備していかないとね。練習は広大もよくしてるねん。ファンのみなさんも広大のホームランや豪快なスイングを。前川の豪快なスイングみたいに、そういうところをお客さんはわざわざお金をだして見に来てくれているんだもん。豪快な三振、豪快なスイングをしたけどフライやったというのが期待がもてるやん」

-前川が試合終わりにファンにあいさつ

「いつもは中川がやっているけど、今日は前川がいたから。やっぱりファンのお客さんに向けてお礼の声をさしてね、良い声出してたじゃんね。この雨の中(ファンの方が)来てくれているんだからね」