ロッテ佐々木朗希投手(20)が今季6勝目をかけ、西武10回戦に先発する。

ここまで11試合に先発し、防御率は1・70ながら5勝にとどまる。登板日に佐々木朗の名がスコアボードに表示された78イニングで、ロッテ打線が奪ったのは26得点。1登板で平均3得点。登板時のチーム打率は2割3分ちょうどで、今季のチーム平均打率は上回る。打者282人が62三振と、そこまで相手投手に圧倒されているわけではないものの、攻めあぐねている結果になっている。

目立つのは本塁打の少なさだ。今季のチーム本塁打は38本ながら、佐々木朗の登板中はわずか1本のみ。それも5月13日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で7回裏まで投げ終え、8回表にレアードが放った1本のみ。8回裏からは西野に継投しており、登板中というよりは責任投手の権利が残っているイニングでの1発だった。

チームは札幌ドームで日本ハムに同一カード3連勝し、ようやく打線も勢いづくかと思いきや、21日の西武戦(ZOZOマリン)ではわずか2安打での完封負け。佐々木朗自身は5勝1敗ながら、佐々木朗の登板日は5勝6敗でチームは負け越している事実もある。4月10日の完全試合以降は、ZOZOマリンでの白星がない。22日の相手は西武エンス。初対決の相手には分が悪くなりがちなロッテ打線だが、なんとか力投する21歳を援護したい。【金子真仁】

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