楽天黒川史陽内野手(21)が、大先輩から金言を授かった。23日、石井GM兼監督から呼ばれ、3人の若手野手たちと楽天生命パークでの指名練習に参加。練習前に、調整中の田中将へあいさつへ行くと、打席に入るように頼まれた。12歳上の先輩の投球を左打席で初めて体感。「やばいっす!」「エグい!」と声を発しながら、25球味わった。「精度が高すぎて球種も多いし。多分分かっていても打てないボールの方が多いと思います。ストレートもすごいコントロールですし、さすが田中さんというのを感じました」と脱帽した。

今季1軍では17試合で打率2割2分2厘、0本塁打、2打点。1軍に定着できていない。打席に立った後、田中将を呼び止めた。「田中さんの目線でどういう打者が嫌なのか。自分が今やっていることが正しいのかを照らし合わせながら質問させていただいた」。本塁付近で15分間の特別授業。貪欲に疑問をぶつけていった。

「どうやったら結果を出せるかというのを常に考えて今2軍でやっている。結果が欲しくて小さくなって当てにいってしまったり、そっちの方が投手は楽に投げられるとおっしゃられていた。そこを大事にしようかなと改めて思いました」。スケールの大きな選手になるため、先輩のアドバイスを糧にする。

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