楽天則本昂大投手がまたもチームの連敗を止めた。立ち上がりから制球が安定し、2回から3回にかけては6者連続三振。「5回までは今年一番のいいピッチングができたかなと思います」。直球が狙ったところにいき、フォークも鋭く落ちた。

ほっともっと神戸では通算4戦4勝。「ルーキーイヤーから投げて、あんまり悪いイメージはない」という好相性のマウンドに、4年ぶりでもすんなり順応した。梅雨明けの高湿度も味方した。「湿気の多い気候の方が、ボールが手になじむ感じがある。指先の感覚はすごくいい」。球にしっかりと指がかかった。

8回、走者を残しての降板には苦い表情を浮かべた。それでも今季初となる2ケタ奪三振で、自身4連勝の6勝目。前カードで3タテを食らったチームに白星をもたらした。連敗を止めたのは早くも今季4度目だ。「カード頭をしっかり取れた。この勢いでどんどん勝っていきたい」と明るく締めた。

▽楽天石井GM兼監督(8回のピンチを鈴木翔、西口か好リリーフ) 欲を言えば(則本に)投げきってほしかった。でも自分の球を最初から彼らが投げてくれた。すごくいい投球をしてくれたからこそ、あの後に点が取れた。

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