巨人が粘り強い戦いで、粘る中日を引き離した。1-1の5回2死、「特例2022」で抹消したメルセデスの代役先発の高橋優貴投手が2連続安打を許すと、すぐさま継投策。2番手桜井俊貴投手が空振り三振で切り抜けると、その後も救援陣がリードを守り切った。
打線も同点の5回に丸佳浩外野手が3戦連発となる16号決勝2ラン。7回には坂本勇人内野手が中堅フェンス直撃の2点適時打で貴重な勝ち越し点を挙げた。守備面では左翼アダム・ウォーカー外野手が課題の守備で2補殺でピンチを救った。
試合後、原辰徳監督(63)のコメントは以下の通り。
-1点を争う中で丸の3試合連続本塁打が決勝打に
「いやいやもう、非常に、拮抗(きっこう)している中でね、まあ、丸に任せたという部分でね、よく、いいバッティングをしてくれました」
-キャプテン坂本にももう少しで本塁打という適時打
「やっぱり、丸、勇人というのがね、いい場面で打ってくれるというのはチームにとって大きな活力になるしね。結果的にも勝利というものに非常に近づくということですね」
-高橋が5回2死で交代になったが、その後粘った
「桜井が3-2というカウントで、よく三振に仕留めたなというところですね」
-ウォーカーが序盤に練習の成果も出ているんじゃないかというプレー
「まあ、今日は、初めて補殺というかね、いいものを見せてもらったなという感じがしますね」
-6年ぶりの山形での主催ゲームでいい勝利を見せられた
「苦しい、拮抗(きっこう)したゲームではありましたけど、粘りながらね、こういう結果になったというのは非常に山形のジャイアンツファンに対しても良かったなと思います」
ー8回は26日のヤクルト戦で1発を浴びた平内君を起用
「今日は何か『打てるなら打ってみろ』というような、非常に(平内の)いいところが出たと思いますね」
ーすぐに挽回の機会を与える
「相手を見て戦うということよりもね、我々のチームの戦い方というのをね、やっぱり皆で確立するというところが非常に重要だと思います。まあ、そういうことですね」