阪神アーロン・ウィルカーソン投手(33)は5月の月間MVPから一転、6月は4試合未勝利に終わった。

初回はいきなり3連打で先制されるなど5安打を集中され一挙、4失点。2回は無失点ながら2四球を与えて30球を費やし、この回までで59球。4回7安打4失点で交代となり「全体的にボールが甘くなってしまった。初回から失点してしまい、先発としての役割を果たせずチームに申し訳ない」と肩を落とした。

長坂ではなく梅野との6試合ぶりのコンビも生きなかった。チームは今季初めて先発が4試合連続で4失点と試合をつくれなかった。味方が逆転して自身の黒星は消えたが、6月は4試合で0勝1敗、防御率9・19。月間MVPの5月は3勝1敗、防御率1・04だったが、大きく成績を落とした。

○…2番手ケラーが5回に登板し、DeNAのクリーンアップを3者凡退に抑えた。4点差から2点差に味方が詰め寄った直後のマウンド。佐野を投ゴロに仕留め、4番牧は外角低めに156キロを決めて見逃し三振。宮崎からは得意のカーブで空振り三振を奪った。「ここをしっかり抑えればチームにいい流れを生み出せると思った。自分のボールにも手応えがあったし、抑えてよかった」と笑顔。これで6試合連続無失点とした。

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