少ないチャンスをものにした日本ハムが、僅差の試合を制した。交流戦後、2勝目を挙げた日本ハム新庄剛志監督(50)の主な一問一答は、以下の通り。

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新庄監督 ホームでのゲームは、なかなかいい勝ち方をするのに、なんでビジターに行くと変わっちゃうのかな。ちょっと、そのへんは僕が勉強していきたいなと思います。上沢君、もう少し四球や死球…あれがなかったらもっと楽な展開で球数も減って、次の登板に生かせたんじゃないかなと思います。でも、勝ったんでね、良かったです。

-上沢は粘りの投球

新庄監督 内容的には、あまり今日は良くなかったですね。最初から。でも、ブルペンではむちゃくちゃ良かったって言ってたんですけど、マウンドに上がって何かのバランスがおかしかったのかな。でも、さすがに7回まで投げきってくれたっていうのは、一番勝ち星を挙げているピッチャーだなって思いました。

-今日は堀、北山、石川直の継投だった

新庄監督 今日はピッチングコーチにやってもらって。ピッチングコーチも僕も、勉強しながらのシーズンにしたいんで。今日は僕にいかせて下さい、今日はピッチングコーチ、山田さんがお願いします、っていうように、日によって替えているので。それも勉強の1つ。「あ~、ピッチングコーチは、こういう風に考えているんだ。でも僕だったら、こうするけどな」っていう答え合わせをしながら、どんどんどんどん、ゲームを重ねていきながら、ガッチリとした答え合わせが出来たらいいなと思います。

-打つ方は少ないチャンスを生かした

新庄監督 ね。(得点を挙げた回の安打は)2本。結果、1本で1点。あとはエラー。2本で2対1。面白いですね~、野球って。向こうは、8、9本打ってるのに…。どのチームも、少ないヒットで勝つ時もあれば、むちゃくちゃ打っても勝てない時もある。あとは、ピッチャー次第かな。

-理想としている僅差での勝利

新庄監督 毎日が勉強なので。毎日同じ試合はないから、その中で1つでもプラスになるゲームが出来たらいいなと思います。

-4回無死二塁での松本君のバントはサイン

新庄監督 セーフティー。ああいうゲーム展開だったので、彼も僕の方をチラッと見て「何かあるよ」っていうところで、答え合わせはできているので、一発でバントを決めてくれました。

-2回の清宮の右飛はフェンスに当たっていたように見える

新庄監督 あ、そう!あそこはね、ちょっとオレ、ブルーベリー足りなかった(笑い)。あれは捕ったと思った。あそこの距離は見えないですね。もっとアピールしてほしいよね。

-(一塁コーチャーの)紺田コーチだったり、清宮からも特に要求はなかった

新庄監督 ないないない。あ、そう。ワンバン?テクニックあるね~、杉本君。全員だまされた。ま、いいんじゃない?勝ったから(笑い)。あれヒットか。

-ヒット1本損した

新庄監督 いいよいいよ(笑い)。本人(清宮)も捕られたと思ってるでしょ。それよりも(右翼席に)放り込みたかったんじゃない? その(思いの)方が強かった。もう1個、2個くらい前で打ちたかったな…という表情に見えましたね。あれ、リクエストできるんでしょ? ああいう打球が飛んだら1回無駄にしてもいいから、リクエストを出します。今度から。ややこしいよ、難しくない? 僕は、ああいうプレーしたことがないから。僕ならノーバンで捕ってるので。足を(フェンスに)掛けて(笑い)。

-抑えは今後も石川直

新庄監督 そのへんは、バッターによって、堀君なのか北山君なのか。でも、ちょっと北山君は6、7回の方が、今のところはいいかな? って思うんですけどね。あとね(7回1死一塁の場面。一塁走者は清宮)せっかくエンドランで石井君が転がしてくれたのに、清宮君が止まった(笑い)。あそこ(送球が)当たってもいいから行きなさいって。ちょっと、野球を学んでもらいたいですね。エンドランの意味がなくなる。しゃがんで、ヘッドスライディングでもいいから。ね。止まってたらいかん。

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