ロッテの球団職員・谷保恵美さん(56)がこの日のロッテ-ソフトバンク13回戦で、本拠地の場内アナウンス担当として通算2000試合に到達する。
試合前から祝福ムードに包まれた。「祝2000試合登板 鉄人 谷保恵美」の応援幕を自作したのは、北海道・弟子屈町から訪れた鈴木尚子さん(56)。「雨で中止になることも想定して、長めに休暇をとって応援に来ました」と気合を入れ、遠く道東からやって来た。
札幌大女子短大では2年間、谷保さんのクラスメートだった。「当時から野球が好きで、よく球場に行っていましたね。テスト範囲や宿題のことも話した記憶があります」。父が高校野球の監督だった谷保さんに対し、鈴木さんの祖父も北海中学で野球の全国大会に出場したことがある。卒業後に偶然、日刊スポーツの記事で谷保さんの場内アナウンスデビューを知り「うわっ、谷保さんだ!」と驚いたという。
谷保さんが12球団の球団事務所に求人の電話をしたエピソードに「よしっ、私も」と奮起し、大好きな野球に携わるべく新聞社を受験したことも。「好きな仕事について、長い間ずっと休まずに。尊敬しかないです。仕事は違いますが、目標です」。この日は「たにほー」の応援幕を持つファン仲間とともに、一塁側スタンドで旧友の懐かしい声を聞いた。【金子真仁】



