巨人が7月18日以来、5戦ぶりの白星となる後半戦初白星をつかんだ。2回に打線が目を覚まし、一挙5点で主導権をがっちりつかんだ。先頭の岡本和が左前打で口火を切ると、ポランコが四球を選び、無死一、二塁。中田が右中間へ痛烈な先制適時二塁打を放ち、後半戦3戦目にして初の先制点をもたらし「アウトコースのストレートをしっかりと捉えることが出来ました。先制できて良かったです」と振り返った。

無死二、三塁から大城が「(山崎)伊織のためにも援護したかったので打てて良かったです」という中前適時打。続く中山も「俺も続くぞと気合を入れていきました」と右前適時打で続いた。さらに打撃力には定評のある投手の山崎伊が右前適時打。打率を3割6分4厘とする4者連続適時打で、阪神ウィルカーソンをKOした。

投げては先発山崎伊織が、プロ最長の8回109球で3安打無失点と好投。阪神打線を封じ約2カ月半ぶりの3勝目を手にした。

試合前時点で直近10試合で1勝9敗、前半戦から4連敗中で首位阪神と15ゲーム差、最下位中日と2ゲーム差で迎えた一戦。後半戦と“コロナショック”後3戦目で初勝利を収めた。