前夜に今季9度目のサヨナラ負けを喫した2位阪神が、コロナ禍でチームの柱を欠く中、一丸で3位転落を阻止する。
ここまで12球団唯一の全試合フルイニング出場を続けていた近本光司外野手(27)が、この日、新型コロナ感染疑いのため、特例2022で出場選手登録を抹消された。
主に3番として12球団最多123安打、リーグトップタイ22盗塁でけん引してきた選手会長が離脱。近本が前日9日に務めた「1番中堅」には島田海吏外野手(26)が入った。
チームは1番中野拓夢内野手(26)、5番大山悠輔内野手(27)が新型コロナ陽性で離脱中。1、3、5番と打線の中心メンバーを欠く中、DeNAに敗れれば3位転落の危機を回避できるか。
先発は自身7連勝中の伊藤将司投手(26)。今季の阪神では青柳晃洋投手(28)が9連勝中だが、左投手が8連勝すれば、10年能見(8連勝=現オリックス)以来、球団12年ぶりとなる。今季3戦2勝、防御率1・08と好相性のDeNAを相手に、快投なるか。
両チームのスタメンは以下の通り。
【DeNA】
1番中堅 桑原
2番右翼 大田
3番左翼 佐野
4番二塁 牧
5番三塁 宮崎
6番一塁 ソト
7番捕手 戸柱
8番遊撃 森
9番投手 浜口
【阪神】
1番中堅 島田
2番二塁 山本
3番一塁 ロドリゲス
4番三塁 佐藤輝
5番三塁 糸原
6番左翼 陽川
7番捕手 梅野
8番遊撃 木浪
9番投手 伊藤将