虎のロロ砲は不発に終わった。4番ロハス、5番ロドリゲスと助っ人コンビで組んだクリーンアップで、ともに音なし。佐藤輝の6番降格によって、来日初4番を務めたロハスは守備でこそ好プレーを連発したが、バットではさっぱり。3打数無安打に終わった。8月に入って3本塁打6打点と見違えるような打撃を見せていたが、この日は見せ場なく終わった。

深刻だったのはロドリゲスだ。2回無死一塁ではヤクルト先発の高梨のフォークに空振り三振。4回の第2打席でも直球に空振り三振とし、24打席連続無安打。2回のバント処理では、三塁への野選でピンチを拡大。4回守備からベンチに退いた。交代はケガが原因かと問われ、矢野監督は「全然(違う)」とひと言。シーズン途中に加入した助っ人は18試合に出場し、打率1割6分9厘と苦しんでいる。

▼阪神でスイッチヒッターがスタメン4番に入ったのは、93年7月29日広島戦(甲子園)での松永浩美以来、29年ぶり。松永は阪神在籍がこの1シーズンで、先発4番はこの試合が唯一だった。