ヤクルトは4日、吉田大成内野手(27)、中山翔太外野手(26)、寺島成輝投手(24)と来季の契約を結ばないことを発表した。吉田成の今後は未定。中山と寺島は、12球団合同トライアウトも視野に、現役続行を希望している。

千葉出身の吉田成は、明治安田生命から18年ドラフト8位で入団。昨季は西浦、元山らと遊撃の定位置争いを演じ、自己最多の18試合に出場したが、今季は長岡ら若手の成長もあり、1軍出場なしに終わった。通算成績は39試合で打率1割9分8厘、1本塁打、5打点。「期待に応えられなかった結果なので、それは素直に受け止めて。でもこの世界に入って、素晴らしい経験をさせていただいたので。ほんとに感謝しかないです」と振り返った。

大阪出身の中山は、法大から18年ドラフト2位で入団。「きんに君」の愛称通りのパワーで、1年目の19年に35試合で5本塁打と長打力を発揮した。昨季は9試合の出場にとどまり、今季は1軍出場なしに終わった。通算成績は73試合で打率2割5分6厘、9本塁打、23打点。「2位で取ってもらったんですけど(期待に)応えられなくて悔しい思いです」と話し、今後については「体も動くので。やろうかなと思ってます」と現役続行の意志を示した。

大阪出身の寺島は、履正社から16年ドラフト1位で入団。4年目の20年には中継ぎとして30試合に登板。防御率2・48の好成績を残したが、昨季は1試合の登板にとどまり、今季は1軍登板なしに終わった。通算成績は36試合で1勝1敗0セーブ、3ホールド、防御率4・37。「ドラフト1位で取ってもらって結果を残せなかったんで。そこは大変申し訳なく思っています」と悔しそうな表情。「体は元気なので。やれる環境があれば、貪欲にもがいてもいいのかなと思っています」と現役続行を強く希望した。

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