広島新井貴浩監督(45)の母校、広島工の野球部OB会が監督就任を祝う横断幕を作り、現役部員約40人の手によって同校前の広島皆実との共用通路に飾られた。広島市南区の同所には、OBのヤクルト高津監督の野球殿堂入りを祝う横断幕を2月から飾っており、隣に並べられた。

校舎の壁など校内に飾るより、多くの人が見ることができる場所で、という狙いで、学校外の設置になった。午後4時過ぎに新井監督の横断幕を持った現役部員が練習着姿で登場し、壁面に飾り付けた。

セ・リーグのわずか6人しかいない監督で、2人が同じ高校出身というのは珍しいケース。しかも来年3月31日の開幕戦は、ヤクルトと広島が激突する。OB会の木村雄一事務局長(57)は「どっちも勝ってほしいし、どう応援すればいいのやら」とうれしい悲鳴を上げていた。